超精密金型の設計・製作にかけては世界に誇る技術を持つ大垣精工株式会社。関連会社の株式会社セイコーハイテックでは、自社製金型を活用した金属プレス加工により、高付加価値な電子機器部品・自動車電装部品・通信機器部品まで一貫生産体制を構築し、次世代部品の量産化、新工法の確立、新素材や難加工材のプレス化を推進している。
世界で4社しか加工できないハードディスクドライブ(HDD)部品をはじめ、次世代自動車向けのリレースイッチ部品や電動コンプレッサー部品、電子機器用セラミックスシートの極微細穴打ち抜き金型、排気浄化用ハニカムセラミックス金型といった高付加価値で海外とのコスト競争に巻き込まれない技術力を備えている。
上田会長は2001年から2012年までの11年間にわたって、日本金型工業会の会長を務めた方でもあり、2013年の春の叙勲では「旭日中綬章」を授与されている。
自動車用電装部品や通信機器部品などのハイレベルな精密部品では要求レベルが年々高まっており、金型・プレスマシン・工場環境などすべての面で高いレベルが求められています。
これらの精密部品加工には冷間板鍛造とつぶし加工などの技術も必要で、超精密金型と高剛性プレスマシンが必須となる加工領域です。
電子機器部品の領域においても、従来とは違う材質・板厚・量の加工が増加し、それまでに設備していたプレスマシンでは生産量が追い付かなくなりました。
輪之内第二工場には、高剛性・高精度ナックルリンクプレス(PDL)が6台設備されていましたが、これからの5G向け電子機器部品や自動車のセンサー部品などの生産に対応するため、大垣西工場の建設にあたって、高剛性サーボプレスSDE-GORIKIシリーズを5台導入しました。
大垣西工場に2台(SDE-1515 GORIKI x2台)、輪之内第2工場に3台(SDE-2017 GORIKI x2台、SDE-1515 GORIKI)を新たに配置しました。高剛性サーボプレスにより、高生産性と安定した精度で加工できています。
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