大手自動車メーカーのティア1として自動車向け金属プレス部品の試作、金型設計・製作、量産を手掛けている。最大の特長は、生産技術力――とくに「金型製作技術」と「設備の自動化技術」を生かした量産対応。 主力商品は、車体・内装・電装・エンジン・足まわりなど軽・小型自動車に使われるブラケット類。毎月の生産数量は700万個。取扱品目は約4,400アイテム。
自動車産業ではEVシフトにより部品点数が30%減少し、一般鋼板の部品も40%減少するともいわれています。その一方では軽量化・共通化・標準化・高精度化の流れが進展し、パーツサプライヤーには、新素材への対応や工法転換を実現する技術開発力がこれまで以上に強く求められています。
これからは自動化・ロボット化によってコストリーダーシップをとりながら、生産技術力や変化対応力を強化する必要があります。
また切削や鋳造から冷間鍛造加工への工法転換によるコスト削減や、高張力鋼板やアルミ化への対応といった技術も必要となっています。
C型フレームのプレスマシンは、負荷がかかった場合のフレーム歪が大きく、プレス加工時の精度を出しにくい面がありました。また金型への負担も大きく、ダイプレート割れなどが頻繁に発生し、補修費用もかなりかかっていました。
高剛性のストレートサイドフレーム式サーボプレスを導入したことによって、高生産性と安定性を両立する加工が可能となりました。加工時の衝撃による振動と加工音は驚くほど減少し、ダイプレートの割れは発生しなくなりました。また振り子モーションによる効果で生産性は20%アップしました。
形状・サイズが大きく、ロットサイズも月産5,000~4万個の製品についてはプレス加工、溶接加工ともロボット化による自動化を推進しました。
アマダプレスシステムの製品・製品の修理/復旧、および企業活動についてのお問い合わせ窓口をご案内しております。